2012.07.14
先月の議会より、新年度(平成24年度)の定例会が始まりました。 “何度でもやってみる” 私が大橋ひろしです。 心機一転、この6月からこれまでの 「対話と絆を大切にする」から「何度でもやってみる」へ挨拶のフレーズを更新しました。 今年度、本会議での発言はもちろんのこと、あらゆる機会はこのフレーズから始まります。 最近、嬉しいことに、このような動きが他会派の議員にも拡がり、 冒頭でキャッチを述べる姿が一般質問でも見受けられます。 テーマや信条が分かりやすくて、よろしいのではないでしょうか。 「たいしたことではない」と、上から目線で批評する若手議員もいますが、 物事は小さなところから始まります。 地方議会とは、とても硬直的な世界です。 「これまでにはなかった」 そんな小さなことから『松戸市議会の変化』が始まることを願っています。 さて、「何度でもやってみる」。 この言葉は、大橋ひろしのこれまでの歩みを由来とします。 様々な事情で、小学校5年生から自分で給食費を稼がなくてはならなかった私の半生は、 全てゼロベースではなく、マイナスからのスタートでありました。 決して誇れることばかりではありません。 良いことも、悪いことも、いつしか「誰にも負けたくない」という“ど根性”だけを身上に生きてきました。 このままではいけない。でも、抜け出すことができない。 そんな日常から脱出する切っ掛けは、現在、私の妻となってくれている女性との出会いでした。 現場に建材を搬送するトラックに乗る毎日。 バブル景気をいいことに、やりたい放題のゼネコン監督。 どうすれば、理不尽な言いなりで四方八方駆けずり回らずに済むか? どうすれば、支払いで泣かされず、約束通りの利益を上げることができるか? どうすれば、安定した収入で家族を養うことができるか? 会う人、会う人ごとに教えを請うたところ、 「それなら…下請けの社長もゼネコンの現場監督も持っていない資格を取ることだ」 「土台無理だろう、それなら我慢しな」 今思えば、そういうつもりで言われたのだろうと思います。 ある日、一念発起した私は、 漢字の読み書きから始め、16年間掛けて1級建築施工管理技士の資格を取りました。 これには当時、大学の建築や工学などの分野で専門教育を受けていない人間による 全国的にも珍しい合格事例であると、指導教官もとても感激をしてくれました。 「人生、何ごとも始めるに遅過ぎることはない」 そんな思いを胸に、たとえ稚拙であろうとも「何度でもあきらめずにやってみる」 新たなチャレンジの場となった議会でも、 自身の限られたメリットを還元すべく、そういう日々を過ごしています。 だから、私はあきらめない。 何度でもやってみる。